縫い物をしていると、「間違えて縫ってしまった」「縫い直したい」と思うこと、ありますよね?
そんな時、縫い目をきれいに解く方法を知っておけば、布を傷めずにスムーズにやり直せます。
この記事では、手縫い・ミシン・ロックミシン・カバーステッチの縫い目をきれいに解く方法を詳しく解説!
実際に使えるコツや注意点も紹介するので、ぜひ参考にしてください。
縫い目を解くときの基本ルール
縫い目を解くときに気を付けるポイントは以下の3つです。
- 布を傷めない → 強引に引っ張らず、丁寧に解く
- 道具を使い分ける → リッパー、糸切りばさみ、ピンセットを活用
- 縫い方に合った方法を選ぶ → 手縫い・ミシン・ロックミシンでは解き方が異なる
【縫い方別】縫い目をきれいに解く方法
縫い方によって、糸の構造や解きやすさが変わります。
ここでは、それぞれの方法を詳しく紹介します。
縫い目の解きやすさランキング
縫い方 | 解きやすさ | 推奨の解き方 |
---|---|---|
手縫い | △ | 糸の端を引き抜く |
直線縫い(ミシン) | △ | 上糸をカットし、下糸を引く |
4本糸ロックミシン | ◎ | 上糸を取り除き、下糸をほぐす |
カバーステッチ | ◎ | 縫い終わり側の下糸を引っ張る |
1. 手縫いの縫い目を解く方法
解きやすさ:★★☆☆☆(やや難しい)
✅ 方法:糸の端を探して引き抜く
- 縫い始め or 縫い終わりの糸の端を探す
- 端をつまんでゆっくり引き抜く
- 糸が絡んだ場合は、リッパーや糸切りばさみで慎重に切る
💡 ポイント!
・玉結びがある場合は、結び目をリッパーで切ってから解く
・細かい針目の場合は、一針ずつ糸を引き出すときれいに解ける
・返し縫いなどランダムな縫い目の場合、少し時間が掛かりますが根気よく丁寧に
2. 直線縫い(ミシン)の縫い目を解く方法
解きやすさ:★★☆☆☆(やや難しい)
✅ 方法:上糸をカットし、下糸を引く
- 縫い目の数か所で上糸をカット
- 布を裏返して下糸を引っ張る
- 上糸がほろほろと外れるので、指やピンセットで取り除く
⚠️ 注意!
・一気に引っ張ると糸が切れてしまうので、少しずつ慎重に解く
・細かい針目(2mm以下)は、リッパーを活用して解くときれいにできる
3. 4本糸ロックミシンの縫い目を解く方法
解きやすさ:★★★★☆(比較的簡単)
✅ 方法:先に上糸を取り除き、下糸をほぐす
- 上糸(ルーパー糸)をリッパーでカット(数か所でOK)
- 上糸を取り除く
- 下糸(針糸)を引っ張ると、ルーパー糸(下糸)が自然に解ける
- ほぐれた糸を指で取り除く
⚠️ 注意!
・間違えて下糸を先に切ると、糸が絡んで解きにくくなるので注意
・力を入れすぎると布を傷めるので、優しくほぐすように解く
4. カバーステッチの縫い目を解く方法
解きやすさ:★★★★★(とても簡単)
✅ 方法:縫い終わり側から下糸を引っ張る
- 縫い目の裏側の下糸を見つける
- 下糸の縫い終わり側をゆっくり引っ張ると、縫い目がスルスルと解ける
- 上糸を取り除く
⚠️ 注意!
・下糸を誤って切ってしまうと、解くのが大変になる
・絡んでしまった場合は、リッパーを使って少しずつ解くと良い
よくある質問(FAQ)
Q. リッパーを使うと布が破れることがあるのですが?
A. 刃を布に当てすぎると破れることがあるので、縫い目の糸だけを狙って切るようにしましょう。
Q. ミシンの縫い目を解くとき、糸が絡まってしまう場合は?
A. まずは上糸を数か所切り、その後下糸を引っ張るとスムーズに解けます。無理に引っ張らないように注意してください。
Q. ロックミシンの糸が絡まって解けない時は?
A. ルーパー糸を先に切ることが重要です。下糸を切ってしまうと解けにくくなるので気を付けてください。
まとめ
縫い目を解く際には、布を傷めずにスムーズに解くコツを押さえることが大切です。
✅ 手縫い → 玉結びを切り取って、糸の端を見つけて引き抜く
✅ 直線縫い(ミシン) → 上糸をカットし取り除いて、下糸を引く
✅ 4本糸ロックミシン → 上糸を取り除いてから下糸をほぐす
✅ カバーステッチ → 縫い終わり側から下糸を引っ張るとスルスル解ける
この方法を活用して、縫い直しや修正をきれいにスムーズに行いましょう!
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