こちらの穴かかがり器を職業用ミシンの押さえの部分に装着して、
ボタンホールを早く綺麗に作ることができるんです。
縫っている途中で急に布送りしなくなってしまった!
というものなんです。
なんとかなりませんか??
一緒に見ていきましょう。
縫っている途中で急に布送りしなくなってしまった!
下記のような状態になりました。
- 振り腕を上下させても(ミシンを動かしても)布押さえが左右に振れない
- 振り腕を上下させても(ミシンを動かしても)ぬい目押さえが上下しない
- 振り腕を上下させても(ミシンを動かしても)グレーのつまみが回らない
- 振り腕を上下させても(ミシンを動かしても)生地が送られない
このままでは使えないので修理に出そうかと思ったのですが、
また同じ不具合が起こるかもしれないし、できれば自分で直せる方が良いのではないか
…と思い、やってみることにしました!
①まず、グレーのつまみを反時計回りに回して外します。
次に、グレーのつまみの前にあるネジをプラスドライバーで外して蓋を外します。
②下の画像、左が今回の問題の状態ですが、黄色の矢印の部分に隙間が空いてしまっています。
右の画像は正常な状態で、隙間はありません。
ここで仕組みを理解しておくとわかりやすいので説明します。
振り腕が上下すると、上図の黄色矢印の手前の歯車の左にある、ツメのような部品(青い矢印の上)が歯車に引っ掛かって、歯車が回ります。
この歯車が回ると、ネジが付いている部品(赤い矢印部分)が回り、布押さえが左右に動きます。
グレーのつまみも回ります。
今回のように隙間が空いてしまうと、本来歯車に引っ掛かっているはずのツメのような部品が、隙間に入ってしまって歯車が回らなくなるんです。
歯車が回らないと、赤い矢印のネジが付いている部品が回らず、布押さえが左右に動かなくなり、グレーのつまみも回りませんよね。
これがこの問題の原因です。
赤い矢印部分にネジが2箇所あるのですが、このネジが緩んでいると隙間が空いてしまうようです。
③ここから直し方です。
赤い矢印のネジ(2箇所あります)をゆるめ、歯車と、ネジが付いている赤い矢印の部品をギュッと押さえて、隙間を無くしてネジを締めます。
…というものの、押さえてもびくともせず、隙間が閉じないんですよね…
赤い矢印のネジが付いている部品もびくともしない、ということはネジを緩めることもできない…
その解消法!
ツメを歯車に引っ掛け、振り腕を上下に動かすと、赤い矢印のネジが付いている部品が回ります。
2箇所それぞれのネジを回せる位置まで回して、緩めましょう。
④ツメが隙間に入ったままだと、もちろん隙間は無くならないので
ツメを歯車に引っ掛かる位置に戻してから
歯車と、ネジが付いている赤い矢印の部品をギュッと押さえて、隙間を無くしてネジを締めます。
これで今回の修理は完成です(^^)
またネジが緩んでくることがあります
その後、何度も緩んできました(^^;)
ネジよりも小さなドライバーしかなくて力を入れにくく、締め方が甘かったようです。
そこで、ネジに合うサイズのドライバーを探して使用したら力を入れやすく、
緩まなくなりました!
電動ドライバーを使わなくても、手回しでしっかり締める力加減で十分でした(^^)
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