春物の生産がはじまりました

縫製中

こんにちは。

ニットやジャケット、薄めのコートスタイルもすっかり定着し、

寒さが徐々に本格的になってきましたね。

それもそのはず、もう11月ですものね。2016年も残すところ2ヶ月をきりました。

冬が苦手な私にとってはとても辛い季節で…どうも着こなしが手抜きになりがちなのですよ。

おしゃれをしても上着に隠れてしまいますから。

なんて言っていては洋服がかわいそうですね。

華やかなイベントやイルミネーションもたくさんありますし。

心も体もあたためてくれる素敵な洋服を身につけて、閉じこもりがちな冬を楽しみましょう!


さてそんな中、私は今、春物を生産しています。

まずは12月中旬納品/店頭の子供服、その後は1月納品の婦人服を作る予定です。

最初は、大人より体温が高いから?などと不思議に思っていましたが、

特にこれと言った理由は無いようです。

そういう流れでみんな動いてるから…という感じでしょうか。

大人の場合、自分の意思で欲しいものを欲しい時に購入するので

販売時期と消費者が購入したいと思う時期をうまく合わせないといけませんが、

子供服は親や親戚が購入しますから

販売者側は早い者勝ちという部分もあるのかもしれませんね。


取引先のバイヤーさんと商品の打ち合わせをしていて、

"婦人服メーカーの作る子供服は婦人服を小さくしたもので、
 子供服メーカーの作る子供服とは違う"  という言葉が妙に印象的でした。

決して、だからダメ!というお話ではないのですが、確かに違うなぁと思います。

子供服メーカーの子供服は、デザインや色使い、プリントやピスネーム等の副資材、
そして形もなんとなく丸い感じで、全体で"子供"っていう雰囲気がありますよね。
なんだか子供そのものを見ているのと同じ感じ。

私はいつも、作った直後はしばらく主観が入って見てしまうので
まだ第三者的な感情で見ることができませんが、
確かに自作したサンプルはどことなく大人っぽい雰囲気を感じます。

自身で生産までするのは初めてなものの、
( 以前はデザインのみ行ない生産は工場に依頼していました )
サイズやシルエットなど、形は違わないはずなのですが…不思議ですね。

ものづくりは、作り手の感情やイメージがその"もの"に投影されますから
そういった事も原因のひとつかもしれませんね。
シンプルなものが少ないなぁと感じるが故の今回の企画なので
思惑通りに進んでいるという事ですが…。

感情やイメージ…と言えば、婦人服生産中は、シルエットやコーディネイト、
どんな人がどんなシーンで着用するのかなど想像しながら作っています。

子供服は、今回はシンプルな企画なので
自分が子供の頃、背伸びして大人っぽい装いに憧れたのを思い出していました。
4歳くらいの頃には、お母さんのヒール付きの靴を履いてみていましたよ(笑)
私達が思う以上に、大人に憧れる感情も持っているんですよね、子供って。

そんな子供達が着用して、少〜しお兄さん・お姉さんの気分を楽しんでくれたら
うれしいです。

あなたは今、どのようなイメージでものづくりをしていますか?

身に付けるものを変えると気分や行動が変わります。
完全に変えるだけでなく、たまにだけ意図的に変える事も可能ですね。
いろんな自分を楽しんで良いし、いろんなものを作って良いのです。
間違いなんてありません。

仕事となると売れないといけませんから反省・改善が必要ですが、
先入観で判断をしてしまわないで、良いと思うアイデアを形にしてみましょう。

その"もの"を使っている人のイメージが鮮明に浮かんでくるなら、
きっと受け容れてくれる人がいますよ。
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