学ぶは真似ぶ

うちのカウンター。 必要な時には特大アイロン台に変身!

うちのカウンター。
必要な時には特大アイロン台に変身!

こんにちは。

私はおうちで洋服を制作する事も多いのですが、

通常のアイロン台では小さいため一気にかけられないし

ある程度高さがあれば腰も痛くならないのになぁと

長い間不便な思いをしていました。

既製品では思うようなものがないので自作できないものかと

ネットサーフィンしてみると…

やはりいらっしゃいました、アイロン台を自作している方!

でも高さは欲しいしこれ以上場所をとるものは置きたくないし

…という事で思いついたのが、

"今あるカウンターを必要な時だけアイロン台に変身させてしまう"方法。

猫がミシンを使ってネズミ柄の刺繍をしているという

仕事に関係ある生地を見つけて、変身カバーを作ってみました。

内側には難燃素材の芯地を入れてあります。

カウンターも自作なんですよ。軽いから移動もできます。


さて、前置きが長くなりましたが

みなさんは「学ぶは真似ぶ」という言葉をご存知でしょうか。

人を真似る事は学ぶために必要なことだよ、という事ですね。

私は学生時代は絵画や造形を学んでいました。

油彩を専攻していましたが、

版画・モザイク・ガラス細工など様々な経験をさせていただきました。

制作だけではなく美術史の授業もあったのですが

どんなに有名で個性的な作家であっても支持している先人がおり、

若い頃は模写などしてその技法や作風を身に付けようとしたそうです。

そこから独自のインスピレーションを織り交ぜ、新しい技法を開発し、

後世に残る作品を輩出していったのです。

それはもちろん現在でも変わりませんね。

学校でもまずはデッサンで描く事を覚え、先人の模写をし、

講師の先生の指導を受け、集大成として卒業作品を制作しました。

アパレルデザインでも、流行の情報や売れている商品のチェックは欠かさず、

取り入れながらも自社の個性を表現しようとします。

ものづくりに限らず、

世の中の全ての事は「学ぶは真似ぶ」で進化し続けています。

全ての事は進化のために動いているようにさえ思えますね。

しかし、気を付けたい事がひとつ。

「真似ぶ」ではなく単なる「真似」になっているケースがあるんです。

良い事を取り入れようという気持ちは前向きで良いのですが、

単なる真似になってしまっては成長がないのですよね…。

他人と同じ事をして満足…では進化につながる訳がありません。

違いは何かと言いますと、

「自分の創意工夫が織り交ぜられているかどうか」これに尽きます。

先にご紹介しました自作のアイロン台も、材料は先人のお知恵を拝借しました。

作り方やどんな風にすれば要望を満たせるか、というのが創意工夫の部分です。

世の中に全く無いものを作り出す…というのは制作ではなく発明ですから

そうそうできる事ではありませんが、

自分のアイデアをプラスするだけで進化はできるのですよ。

人としての魅力も同じ。

憧れの人と同じ事をしてみても、自分の考えがなければ自分の魅力にはできません。

自分の魅力を研究して、新しく良いと思うものを取り入れるのが成長に繋がります。

作品には内面が表れますから、制作する時の心構えも大切ですね。

先ずは自分の魅力をよく理解し、それをさらに伸ばしていくために先人のお知恵を拝借して、より良いものづくりを行なっていきましょう。

スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーリンク