Tシャツやトレーナーなどの袖口を見ると、袖と袖口布の切替部分に、
表から二本のステッチが入っていることがあります。
既製品ではよく見かける仕上げですが、いざ自分で縫ってみると、
「ロックミシンの縫い目がカバーステッチからはみ出してしまう」
「どのくらいのかがり幅にすればいいの?」
「できるだけ既製品のようにきれいに仕上げたい」
と迷うこともありますよね。
そこで今回は、ロックミシンの糸数やかがり幅を変えて4種類を縫い比べ、
カバーステッチをかけたときにどの方法がきれいに仕上がるのかを試してみました。
実際の縫い方は動画でもご紹介していますので、ぜひあわせてご覧ください😊
動画はこちら
実際の縫い方や、それぞれの仕上がりの違いは動画でご覧いただけます。
特にロックミシンのかがり幅による違いは、
文章や写真だけよりも動画の方が分かりやすいと思います😊
使用したミシン
今回使用したのは、
- JUKI 2本針4本糸ロックミシン「衣縫人」
- JUKI カバーステッチミシン「ふらっとろっく BL-72」 です。


実践
まずロックミシンで袖と袖口布を縫い合わせ、そのあと表側からカバーステッチをかけます。
きれいに縫うためのポイント
カバーステッチをかけるときは、透明押さえを使うと縫う位置を確認しやすくなります。
縫い代がどちら側に倒れているかを確認しながら、切替部分が二本針ステッチの中心にくるように合わせます。
急いで縫う必要はありません。位置がずれないよう、ゆっくり確認しながら進めるのがポイントです。
ロックミシンの縫い方を4種類比較
① 1本針3本糸・3mm + カバーステッチ
かがり幅が細いため、
カバーステッチからロックミシンの縫い目がはみ出しにくく、見た目はすっきりします。
ただ、縫うときに縫い代が裏返りやすく、かがり幅も狭いため、
頻繁な洗濯などで負荷がかかった場合には生地が抜けてしまう可能性も考えられます。
② 1本針3本糸・5mm + カバーステッチ
しっかり縁かがりされていながら、カバーステッチからロックミシンの縫い目もはみ出さず、
今回試した中では一番きれいに仕上がりました。
見た目と安心感のバランスが良さそうです。
③ 2本針4本糸・5.5mm + カバーステッチ
ロックミシンの縫い目が少し見えますが、この程度のはみ出しは既製品でも見られるため、
仕上がりとしては十分きれいです。
また、3本糸にするために針を外す必要がないので、
手間を減らしたい場合はこちらも使いやすい方法だと思います。
④ 2本針4本糸・7.5mm + カバーステッチ
かがり幅が広いため、カバーステッチからロックミシンの縫い目が大きくはみ出しました。
はみ出した部分が引っかかってめくれやすくなるため、今回の用途では少し扱いにくそうです。
おすすめは「3本糸5mm」または「4本糸5.5mm」




4種類を並べて比較してみると、
きれいな仕上がりを重視するなら「1本針3本糸・5mm」
または、
手間を減らして縫うなら「2本針4本糸・5.5mm」
が使いやすそうでした。
仕上がりだけでなく、縫う生地や用途などに合わせて選ぶと良いと思います。
直線縫いミシン+カバーステッチでも試してみました
もうひとつ、ロックミシンを使わずに
直線縫いミシンで縫い合わせてからカバーステッチをかける方法も試してみました。


今回は1cm幅で直線縫いをしてからカバーステッチをかけ、
はみ出した縫い代をハサミでカットしています。
本体の生地まで切ってしまうリスクがあるため注意が必要ですが、
縫い代を薄く仕上げられるメリットがあります。
また、ロックミシンの縫い目ほど伸縮性はありませんが、
用途によっては使える方法だと思います。
まとめ
今回は、袖口切替を既製品のような二本針ステッチに仕上げるため、ロックミシンの糸数とかがり幅を変えて比較してみました。
実際に試してみると、ほんの少しかがり幅が違うだけでも、カバーステッチをかけたあとの見え方が変わります。
私が試した中では、1本針3本糸・5mm+カバーステッチが一番きれいな仕上がりでした。
一方、針を外す手間を省きたい場合は、2本針4本糸・5.5mm+カバーステッチも十分使いやすそうです。
お手持ちのミシンや生地に合わせて、ぜひ試してみてください♪
関連動画
カバーステッチミシンの基本的な使い方はこちら
