🧷はじめに
「いつも通りの針で縫っていたのに、なんだか穴が目立つ…」
そんな経験はありませんか?
実は、生地の厚さや糸番手に対して針が太すぎると、生地を突き破ってしまい、小さな穴や縫い跡が残ることがあります。
今回は、実際に私が綿100%・60/2天竺を縫ったときの比較をご紹介します。
🧵実例:11号針 vs 9号針
60/2天竺にロックミシンで11号針を使ったところ、縫い目の横にポツポツと小さな穴ができてしまいました。

しかし、9号針に変えたところ、穴が全く空かず、ミシンの音も静かに✨
針を変えるだけで、ここまで仕上がりが変わるんです。
🪡針が太すぎると何が起こる?
- 生地を突き破ってしまい、針穴が残る
- 糸が引きつる
- 針が布目を裂いてしまい、ほつれやすくなる
- ミシン音が「ガタガタ」と重くなる
逆に細すぎる針だと、
- 糸調子が不安定になりやすい
- 糸切れや針折れの原因になる
つまり、針の太さ選びは“縫い目の美しさ”と“生地を傷めないこと”の両立ポイントなんです。



左:左は11号針使用、右は9号針使用
中央:11号針使用
右:9号針使用
🧵生地に合った針の目安
| 生地の種類 | おすすめ針の太さ |
|---|---|
| 薄手(60/2天竺、ローンなど) | 9号 |
| 普通地(40/2天竺、ブロードなど) | 11号 |
| 厚手(裏毛、デニムなど) | 14号〜16号 |
💡 ストレッチ素材にはニット用の**EL針(EL×705など)、HA×1SP、DB×1KN**がおすすめです。
ミシンによって適合針の型番(EL、HA、DBなど)が異なるので、ミシン本体や説明書の記載を確認しましょう。
使用してみて良かった針
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🧵まとめ
たった“針1本”で仕上がりが変わる。
特に薄手ニットや天竺は、針が太いと一瞬で穴が空いてしまいます。
生地を守りながら、美しい縫い目を作るために、針の選び方を意識するだけで縫製がぐっと変わりますよ✨
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