例を見ない猛暑と言われた暑さも和らぎ、
先週はようやく秋の到来かと思われる気候となりましたが
また日中は汗ばむ陽気が復活しましたね。
このような暑くなったり寒くなったりの中間期は、
発汗により体温が下がり風邪をひきやすく、また長引きやすいので
毎日の洋服選びにも工夫が必要です。
いきなりセーターなど一枚着であたたかいものを着るよりも
薄めのカットソーやシャツの重ね着がおすすめですよ。
また、通勤・帰宅の肌寒い時間帯には、
脱ぎ着して調節する事のできるジャケットを羽織るのも良いですね。
裏地有りのもの、無しのものを使い分ければ、
混み合った電車でも汗をかかずに済みます。
さて今日は、私"ぽこ"が
現在どのような考えで"ものづくり"を行なっているかについて
書いてみたいと思います。
アパレルデザイナーとして、小さい会社ながらも
他に移ることなく長くお仕事させていただいております。
服飾系の専門学校を出ていなかったり、
デザイナーではなく事務職で入社するなど少し珍しい経緯がありますが、
そのお話は別の機会にご紹介いたしますね。
新しく始めたい方々には勇気を持っていただけるのではないかと思います。
大量生産・大量消費、価格競争の時代を経て、本年は
"良い品質で長く愛用できるものづくり"へと方針転換をはかりました。
本当に気に入っているものというのは毎日でも身に付けたいし、
お手入れもするし、傷んだらまた同じものを欲しいと感じるもの。
お手軽なものをたくさん手に入れても、
おそらくほとんど活用せずに眠っているのではないでしょうか。
とはいえ、欲しいものを手にいれる喜びやときめきは心の栄養ですので
もちろん決して悪ではありません。
作り手のこだわりが入っているものは活き活きして見えます。
それはオリジナリティに溢れたデザインであったり、
最先端の流行を取り入れていたり、
肌触りや素材へのこだわりであったり...
それぞれの"こだわり"に"共感"した時、それを手に入れたくなるのです。
これまではデザインを決め、仕様書を作成し、チェックはするものの
つくる作業は外部にお願いしておりましたが、
今秋からはパターン作成、生地の手配、裁断、縫製、仕上げまで
すべてを自ら行うことになりました。
同じ作業の繰り返し、そして膨大な時間と労力が必要となるため
つくるという作業は本当に大変です。
しかし、
"作り手の愛情のこもった製品はそれを手にした人にも愛される"
そう信じて、日々一着一着と向き合っています。