就職したら、具体的にどんな仕事をするのか~1.生産の流れ

最初からクリエイターとして個人で活動される方もいらっしゃいますが、

企業に就職してデザイナーの仕事をする場合、具体的にどんな仕事をするのか…

現在就職活動中の方や、他業種から転職を考え中の方にとっては

ぼんやりとはわかっているものの気になるところだと思います。

最近ではIllustratorやPhotoshopなどのパソコンスキルも必須となっていますが、

どうせ勉強するなら、どんなデータを作成できればよいかわかっている方が

実践的にツールを使っていくうちに機能を覚えやすいし、

モチベーションも上がりますよね。

同じような商品や生産背景で作っていても会社によって違いはありますが、

大枠はそう変わらないと思います。

あくまでも私や知人の経験からのお話となりますが、参考になれば幸いです。

先ず今回は、生産の流れを簡単に説明したいと思います。

①マーケティング・リサーチ

流行や世間の動向、他社商品や売り場の作り方などの情報収集

②コンセプト設定

今季はこういうコンセプトで行こう!というのをざっくり決める

③デザイン・素材カラー選定

上記②、③やブランドコンセプトを考慮してデザインを出し決定

④書類作成

主にIllustrator・Photoshopを用いて仕様書・企画書・マップなどを作成

Excell他ソフトで発注書や在庫管理票を作る事もあります

⑤工場に書類提出

先ず見積もりを出してもらい価格を決定します

価格交渉もデザイナーが行う会社もあるようです

また、会社によってはパターン作成も行ないます

⑥サンプルチェック

イメージ通りの仕様・着心地・シルエットに仕上がるまで

何度もサンプルアップ→修正を繰り返します

⑦製品サンプル最終確認

量産の生地・副資材を使用したサンプルを確認

OKであれば量産に入ってもらいます

⑧製品確認

生産中の製品を送ってもらい確認

引き取っても問題ない商品であるかどうか判断します

⑨入荷

手続きや打ち合わせなど経て、ついに商品を入荷します

デザイナーとしては通関時に必要な商品の仕様説明書を作成していました

このように、結構する事がたくさんあります。

そして、好きなデザインよりも書類作成やチェックなど地味な作業も多いです。

何十型とありますし、一連の流れが終わってから次の商品を作るのではなく

途中段階で次の企画が始まるのでものすごい型数を掛け持ちすることになります。

大変ではありますが、

自分のデザインしたかわいい商品が世の中に出て

たくさんの人々に身に付けていただけることは

デザイナーにとって何事にも代えられない喜びです。

忙しさの中にいると、つい忘れてしまうこともあるかと思いますが

こうした喜びを感じながら日々仕事をすると商品に心が宿り、

身に付けた人も幸せな気持ちになれると思います。

仕事だけを頑張るのではなく休息や趣味の時間もしっかり取り、

リフレッシュをして頭の中をクリアにしていくのも大切な仕事なのです。

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