四つ折りバインダーのコツシリーズ
今回ご紹介するのは、襟の生地が伸びきってやり直しができない場合の対処法です。
襟が伸びきって ... というのがどのような状況かわかりづらいかと思いますので実際に私の経験をお話ししますと
上に掲載した画像、裏毛のトレーナーなのですが
決して粗悪な生地ではなく綿100%の柔らかな上質な裏毛なんです。
さらに伸縮素材の混紡でもないのに伸びも良くて、ゴキゲンな気持ちで制作していました(^^)
ところが、その長所ゆえに!
なんと襟バインダーを失敗すると、生地が伸びてしまい戻らずやり直しがきかないのです ...(* *)
バインダーってアタッチメントの中で襟の生地を伸ばして縫われていくのですよ。
端を内側に織り込んで身頃を挟んでいかないといけないので、
襟の生地幅が狭くなってしまうときちんと端を折り返せなくなります。
まぁ失敗しなければ問題ないのですが、
何枚縫っても縫い位置がブレるし失敗しまくりだったんです(^^;)
一応仕事で縫製しているのでかなり慣れている方だとは思うのですが ...
これでは製品として販売するにはダメなのでどうしたかと言いますと
” 襟だけ別の生地を使う ”
これで難なく解決しました!
な〜んだ、簡単じゃないか!と思いますよね(^^)
そう、なにも無理に身頃と同じ生地を使う必要はないんです♪
ちなみにこの時は襟のみ天竺を使用しました。
よく見ると多少色差が有るのですが、それほど目立たないものなので問題ナシ!
困った時には少し立ち止まって発想を転換してみると意外な方法がみつかりますよ(^o^)
色々工夫してものづくりを楽しみましょう♪