デザイナー職に就いたきっかけ〜自分の個性に自信を

ボーダーTシャツみなさまこんにちは。

またしばらく暖かくなっていましたが、

11月を目前に迎えた今週、さすがに肌寒いスタートとなりましたね。

11月…霜月とも呼ばれるように冬の始まりです。

そんな今、私たちは春物の生産と夏物の企画をしています。

常に季節を先取りしている為、アパレル業界では一年が過ぎるのが早いと言われますが

本当に早いです。

個人的にはこれから新しいシーズンが始まるという時期にはもう飽きてしまっているようで、流行の洋服はあまり着ていないかも…苦笑

さて、第2回目の記事 "このような気持ちで作っています" で少しお話したように、

私は今の会社にデザイナーとして入社したのではありません。

今回は、もし読んでくださっている方の中に

好きな事したい事があるけど私なんて…と自信がない方がいらっしゃったら

挑戦する勇気を持ってほしいと思い、私の経験を書きたいと思います。


幼いころの私は、洋裁やあみも好きな母から教わって

巾着袋などの簡単な物から始まり人形の洋服やかぎ針編みモチーフを

作っていました。

まあ人形の洋服なんかはいい加減なものでしたが

一生懸命考えて、本物に見えるように工夫していましたよ。

他にも絵を描いたり工作したり、芸術が大好きな子供でした。

性格的には好奇心旺盛なわりに内気でおとなしく、目立たない存在でした。

そして高校に進学すると派手な子たちが増えてきました。

大人に憧れて背伸びをする周囲に馴染むことができず、

なんとなく自分に自信が持てなくなっていきました。

今思うと人それぞれの考え・存在でいることが大切なんですけどね。

人と比べる辺りは、ある意味プライドが高かったんだなあと思います。

2年生になると、目指す進路を具体的に考えるようになるのですが、

デザインなんておしゃれで派手な子がするものだから

おとなしくて地味なタイプな私には無理だと思っていました。

実際当時の私のいた環境では、

そういったタイプの子たちが服飾や美容系に進んでいきました。

私はというと、美術系の大学で絵画を学ぶ道に進みました。

おとなしい私が地元を飛び出して一人暮らし。

家族にはかなり心配をかけたと思いますが、これも一つのきっかけとなりました。

街に出ると、私のようにおとなしくても

自信を持って好きなことをしている子がたくさんいました。

楽しい仲間と芸術に囲まれた4年間はとても有意義だったけれど、

芸術活動だけで就職に結びつけるのは難しく、

1年ほどバイト生活をして未来を模索することになりました。

もちろん、好きなものづくりはずっと続けていました。

そして、偶然に知人から紹介を受け現在の会社に入社することに。

さらには事務で入ったにも関わらず、絵を描けるからという理由で

デザイナーになることができたのです。

もともと好きな分野だったのでたくさん勉強しましたよ。

6年経過したころ、だいぶ実務に慣れたのでステップアップしたいと考えました。

休日を使い、専門学校に通ってパターンと縫製を学びました。

そしてそこから会社で作るのとは違うオリジナルの洋服や作品も作りたくなり…

現在に至ります。


節目節目にきっかけあり。

その時の気持ちに従って楽しく一所懸命であれば道は開けます。

自信なんてなくさずに最初から服飾系に進めば良かった…とも思いますが、

絵画的知識や感覚が私の作品の個性を作っていると思いますので、

結果として絵画を学んでいて良かったと思います。

私は決して優れた能力を持っているわけではないけれど、

好きなことを仕事にすることができて幸せです。

他人と比べる必要も、みんなと同じである必要もありません。

あなたの個性を活かせるのがものづくりなのですから。

是非あなた自身を、自身を持って作品に表現していってください。

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